
戦争をさせない埼玉県1000人委員会は、9月20日、さいたま市内で学習会「緊急事態条項と憲法改『正』」を開催しました。講師の福島みずほ参議院議員は、沖縄・高江のヘリパッド建設反対のために、7月以降3回現地を訪れた経験をまじえ、緊急事態条項の問題点を鋭く指摘しました。
福島さんは、「安倍政権は明文改憲に突き進もうとしている。そして、最初のターゲットにされているのが緊急事態条項。これは民主主義の抹殺につながりかねない劇薬で、『お試し改憲』などという生やさしいものではない」、「緊急事態条項で立法権を国会から奪うことになれば、国会の死という事態だ。ナチスドイツの国家授権法と全く一緒」と述べました。
福島さんは、沖縄・高江に全国から機動隊員が集められ、市民に対して暴力による弾圧が日常になっていることをあげ、「いまや高江は無法地帯であり、これが緊急事態条項の先取りである」と述べました。政府は沖縄県に対して説明を一切行わず、県民の抗議にもまったく耳を貸さないという、地方自治や民主主義など様々な法を無視して強引にヘリパッド建設を進めています。1000人委員会は、沖縄県民と連帯し新基地建設を許さない闘いを進めていきます。
講演の後、県内の取り組みとして、「安保法制違憲訴訟埼玉の会」と「戦争法に反対するオール朝霞」から報告が行われました。
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